死刑と殺人
「今回の組閣は目新しいものはなくサプライズがないのがサプライズ」と語るテレビのニュースキャスター。しかしこれは驚きました。
杉浦法相、死刑執行命令書に署名しないことを明言http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20051031AT1G3104231102005.html
(日本経済新聞)
一人の強い意志が漫然とした世の中の流れを変えてしまうことがまれにあります。はたして杉浦法相の決意はどの程度でしょうか。
理由については「心の問題、宗教、哲学の問題です」と言うにとどまった。
心の問題ですか、弱いな、弱すぎです。
制度を変えたいのではなく思考停止なのかも。
「人がひとを殺していけないということを説明するのは難しい」
ある先輩に言われた言葉です。
追記(11月1日朝)
発言をあっさり撤回したようです。
http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200511/sha2005110104.html
杉浦正健法相は1日未明、死刑制度をめぐる自身の発言について「法相の職務の執行について述べたものではなく、誤解を与えたとすれば訂正する」とのコメントを発表した。
公式の記者会見での発言も軽いものです。
この内閣への期待も一晩きりでした。