北島康介・ヤマ場・メルボルン

「もし勝っても(日本or世界)記録更新しなければ喜ばないのではないか?」
私を含めたカメラマンたちは心配していました。
男子200平泳ぎ決勝前のことです。


優勝。


アテネの時のように激情をぶつける様なガッツポーズはなかったです。でも彼は右手を突き上げました、静かに確かに。我々のシャッター音が鳴り響く中、その指は強く天を指しました。


期待を一身に背負い、プロのスイマーとして大きなプレッシャーの中、きっちり結果を出したという事実。ライバルのハンセンがいなくてもそのメダルは輝きは、決して色あせることはないと思います。


北島 康介選手おめでとうございます。











仕事の大きなヤマ場を乗り越えました。
ちゃんと撮れてよかったというのが正直な思いです。


追加・同じ夜に行われた女子200背泳ぎ準決勝で日本新を出した中村礼子選手も素晴らしかったです。それでも3位通過なのだから世界の進歩はすさまじいです。