機内・28年目のハーフタイム・前園

フランクフルト行きの機内で久しぶり「28年目のハーフタイム」(金子達仁)を読み返しました。もともと好著ですがこの時期に読み返すとさらに面白さが増します。「マイアミの奇跡」と呼ばれブラジルに勝ったアトランタ五輪サッカー日本代表。あれから10年、私より2時間後方を飛ぶJAL機にはドイツW杯日本代表がいます。この中には当時のメンバーが3人残っています。中田英寿、川口能克、そして田中誠。当時取材を受けることですり減っていった前園はメディア側の人間としてこのワールドカップに関わるのがちょっと信じられません。
ジーコ率いるチームの内部は不思議なほど伝わってきません。監督のやり方に選手はどうおもっているのか?本当に中田英がリーダシップをとっているのか?点を取る戦術を練り上げているのか?大会後にこの「28年目の〜」のような物語を読みたいものです。私は取りあえず鬼のように写真を撮り続けます。

ニュルンベルグカイザースラウテルン、そしてドルトムント。この地名の後ろに「〜の歓喜」や「〜の奇跡」付いていたら何よりですが。

追記・そういえば日本−ブラジル戦で失点したGKはジダだったかな。