橋本真也の急死とバレンタイン監督の猛抗議

 球場に向かっていると友人から携帯に連絡が入る。
橋本真也が死んだらしいけどホントか?」
なんじゃそりゃ?
全くの初耳。どうやら昼くらいからネットで騒ぎになっているらしい。移動中で確認の取りようがないのでいったん電話を切る。
インボイス西武ドームに到着して他社のカメラマンに聞くも知らない人多数。会社のサイトを調べているとやっぱり本当らしいが確認は取れないみたい。しかし
「じゃあこっちの橋本(ロッテ・捕手)の写真も抑えておこうか。あいつ打席入場テーマは橋本真也だし」
とつぶやくカメラマン発想には脱帽です。
結局よく分からないが本当に亡くなっているみたい。
橋本真也選手のご冥福をお祈りします。



西武−ロッテ10回戦
 7−6

試合前の話題はカブレラが通算200号本塁打を最速で達成か?だったけど第1打席であっさり一発ツモ。しかし予想外のドラマは9回に。豊田不調を引き継ぐダブルストッパー候補の大沼が大乱調。1点差に詰められ代打に李。ここで代わった星野の投球は李の右足に。しかし審判は故意に当たったと死球を認めずバレンタイン監督猛抗議。5分ほどで引き下がるも李が打ち取られ試合終了すると再び烈火のごとく先ほど判定の抗議を審判に。
ファンもその抗議を後押しするけどこれはバレンタイン監督一流のパフォーマンスでしょう。この抗議で
①ナインに向け闘志を鼓舞する
②審判に向けこんな判定は認めない、次は試合中でも引かないとアピールする
③今日の敗因を「先発の乱調と拙攻」から「審判の判定」にすり替える
④マスコミに向け翌日の新聞紙面を「小林宏のまたKO!」から「バレンタイン猛抗議」に変えさせる
なんと一石四鳥の抗議!
本当に感情的になったら試合中でも引かないよ。そこを引いたのは良い流れを断ち切りたくなかったから。再び抗議したのは負けたから。結果勝っていたら絶対試合後に蒸し返さなかったでしょう。
決してバレンタイン監督を批判しているわけでなく逆に一流の監督は役者だなぁと感心してるのです。




今回の橋本急死はネットの情報伝達能力の早さを改めて思い知らされた。福岡にいる全くプロレスやマスコミに関係ない友人に一報を聞くのだから。ジャイアント馬場死去の際もネット先行だった。しかし公式に認められない限り真実と思えない弱点も相変わらず。