さっぽろ時計台と日ハムファンサービス

時計台

 また札幌出張。早く着いたのでお昼を食べに行くと偶然時計台の前を通る。学生時代の貧乏北海道旅行以来だから8年ぶりに見た。日本3大がっかり名所(高知のはりまや橋ともう一つは忘れた)とよく言われるが時計台に期待する方が間違っていると思う。何に先入観もなければ趣のある建物にも見えてくる。目指したら来たら失敗するので何となく歩いたらあったくらいがちょうど良い。

 日本ハムは今日が本拠地開幕戦。先発バッテリーを除く1軍のメンバーが開場時にファンをハイタッチで迎えた。監督の方針なのか地域密着を目指すのかこの球団はすごくファンサービスに力を入れている。今日の試みは素晴らしいと思う。
強調したいのはファンとハイタッチをすることが素晴らしいのではない。憧れの選手に迎えられる、その事に喜びにあふれたファンがたくさんいたことが素晴らしいのだ。あるファンは「今日の思いでは一生記憶に残るよ」とつぶやいていた。インタビュー等のマスコミ向けの発言ではなく友人同士の会話がたまたま耳に入ったのだ。ファンにこう言わせるのは大成功だ。ファンサービスや試合のプレイ、そして球場の雰囲気。ファンの心に一生の思い出を刻み込めるものが本当のプロだと思う。ファンと選手は一期一会なのだから。

 今日の日本ハム先発金村はストレートが素晴らしかった。多少外よりの判定が甘くて助けられていたが。援護に恵まれず残念。新庄はわざわざ難しい球に手をだすのが新庄たるゆえん。でもあの場面(1点差7回二死満塁)は打たなきゃ。